割れた時の対処法

注意しないと怪我をするケースもある

ガラス修理隊

割れてしまったガラスの対処法

ガラスは温度変化や衝撃に弱くヒビが入ったり割れたりする性質があります。何気ない時に突然割れてしまうこともありその場でどう動けばよいか分からず慌ててしまう方も少なくありません。しかも割れたガラスは先端が鋭くなりやすく素手で触れると手や指を傷つける原因になります。小さな衝撃で割れた場合でも細かな破片が思わぬ場所まで飛び散ることがあり床の上だけでなく家具のすき間や敷物の上や窓まわりのレール部分に入り込むこともあります。玄関まわりや勝手口や鍵の近くのガラスが割れた場合はけがの危険だけでなく防犯面への影響も考えなければなりません。鍵そのものが無事でも破れた開口から手を入れられる状態になると解錠されるおそれが出るため早めの判断が大切です。ひびだけに見えても開閉の振動や風圧で一気に崩れることがあるため見た目より安全を優先して行動することが重要です。

急なガラスの破損が起きた時はその場をすぐ片づけようとする前に何に注意すべきかを落ち着いて確認することが大切です。まず優先したいのは周囲の安全確保です。近くに幼児や子どもや高齢の方やペットがいる場合は破片に触れない場所へ移動してもらいます。室内のガラスは窓だけではありません。家具やインテリアの扉やテーブルトップや棚板などにも多く使われています。こうした製品のガラスは窓ガラスと割れ方が異なることがあり大きな板が一度に崩れると広い範囲に破片が広がります。特にテーブルトップや棚板用の比較的大きなガラスが割れた時は床面だけでなく椅子の座面や布製品の上にも破片が残りやすく後から触れてけがをすることがあります。玄関ドアや勝手口の採光窓が割れた場合は戸締りの不安も出てくるため片づけと同時に防犯上の応急対応を考えることが必要です。破損が大きい時や手が届く高さで鍵の近くまで割れている時は無理に取り外さず状態を保ったままガラス業者へ相談する判断が現実的です。もしガラスが割れたら次の3つの手順で処理を進めると落ち着いて動きやすくなります。


※割れた硝子をかたずける時は大きな破片から順に集めます。まず足元や通路にある目立つ破片を取り除き残った小さな破片は掃除機で吸い取るか濡れ雑巾で拭き取るか粘着テープで丁寧に取り除きます。窓のレールや巾木のすき間や家具の脚元にも破片が入り込みやすいため見える範囲だけで終えないことが大切です。掃除機を使う時は大きな破片を先に除いてからにすると内部を傷めにくくなります。濡れ雑巾で拭く時は一方向へ静かに集めるようにすると飛散を抑えやすくなります。玄関や勝手口で割れた場合は室内外の両側に破片が落ちていないかも確認し通行する人が踏まないように気を配ります。破片がサッシや枠に残っている場合は無理に引き抜かずそのままの状態を写真に残しておくと相談時に役立ちます。

もちろん使った濡れ雑巾はそのまま捨てる方法が向いています。洗っても繊維のすき間に見えない破片が残ることがあり次に使った時に手を切る原因になるためです。使い終わった雑巾やテープや紙類は厚手の袋や紙で包んで中身が分かるようにして処分の準備をすると安全です。軍手だけでは細かな破片を防ぎにくいこともあるため厚手の手袋がある時はそちらを使うと安心です。片づけの途中で戸締りができないことに気づいた場合やドアや窓の開閉に引っかかりを感じる場合は作業を急がずガラス業者へ相談する目安になります。特に鍵の周囲やクレセントの近くが割れている時は防犯性が下がっている可能性があるため破片処理のあとに応急養生と交換手配を考えることが大切です。

ガラス破片

割れてしまったガラスの取り外し方

自分で割れたガラスを取り外す時は安全の確保と作業範囲の見極めが重要です。すべてを自力で外せるとは限らず大きさや設置場所や鍵との位置関係によっては無理に触らないほうがよい場合があります。とくに窓ガラスやドアガラスは建具全体の動きや防犯性にも関わるため慎重に判断することが大切です。以下の手順を目安にして危険が少ない範囲だけを進めます。

保護具を着用する
作業前には手袋や安全メガネやマスクなどの保護具を身につけます。割れたガラスは持ち上げた瞬間にさらに崩れることがあり細かな破片が顔や手元へ飛ぶおそれがあります。素足や靴下のまま近づくのは避け底の厚い履物を使うと足元のけがを防ぎやすくなります。窓の下に身をかがめて作業する場面では上から破片が落ちることもあるため顔を近づけすぎないよう注意します。夜間に破損した時は明かりを十分に確保してから作業に入ります。暗いまま進めると透明な破片を見落としやすく危険です。
ガラスの状態を確認する
取り外しの前に割れたガラスがどのような状態かを見ます。小さな破片として床に落ちているだけなら紙やビニール袋や粘着テープを使って片づけやすい場合があります。反対に大きな板のまま残っている時やドアや窓枠に張り付くように残っている時や上部だけで支えられている時は崩れ落ちる危険があります。そのような状態では無理に引き抜かずガラス屋やガラス業者へ依頼する判断が安全です。見分ける目安としてはヒビが放射状に広がっているか端部が欠けているか中央だけ抜け落ちているかを確認します。鍵やクレセントの周囲が割れている場合はすでに防犯上の弱点が生じている可能性があります。割れた部分から手が届く大きさになっている時は応急の養生も含めて早めに相談すると安心です。
ガラスを片付ける
片づけを始める前に紙や新聞紙などを敷いて周囲を保護します。破片はとがっているため落とした時に床材を傷めたり袋を突き破ったりすることがあります。大きな破片は一枚ずつ向きをそろえて厚紙や段ボールに包むと扱いやすくなります。小さな破片は袋を二重にするか硬めの容器に入れると安全です。窓枠のレールやサッシの角には細かな破片が残りやすいため指でなぞらず道具を使って集めます。ドア付近で割れた時は開閉時に残った破片が枠に食い込むことがあるため無理に閉め込まず状態を確認しながら進めます。捨てる前には地域の分別方法を確認し指定の出し方に合わせることも大切です。
新しいガラスを取り付ける
割れたガラスを交換する時はガラス施工業者へ依頼する方法が安心です。自分で交換する場合は取り付けるガラスのサイズや形状や厚みを確認し窓枠やドア枠に合うように加工してから取り付けます。ただし出入口まわりや鍵の近くのガラスでは寸法が合うだけでは足りません。防犯性や飛散のしにくさや建具の動きとの相性まで見て選ぶことが大切です。厚みの違うものを入れると押さえ材が合わずすき間ができることがあり風雨の侵入やがたつきの原因になります。交換後に鍵がかかりにくくなったり窓が重くなったりした場合は建具全体の調整が必要なこともあります。少しでも不安がある時は採寸の段階からガラス業者に相談すると状況に合う案内を受けやすくなります。

以上の手順を意識して進めることで安全性を保ちながら割れたガラスの取り外しや片づけを行いやすくなります。ただし大きなガラスや高所の窓や鍵の近くが破損している窓は危険が増すため自力で進めないほうがよい場面があります。破片が枠に残ったまま揺れている時や開閉すると音がする時や戸締りができない時は早めにガラス業者へ相談することが目安です。

処分方法
ガラスの処分方法は自治体によって異なるため住んでいる地域のごみ処理規則を確認しておくことが大切です。一般的には市町村のごみ処理センターへ持ち込んで処分できる場合がありますがガラスの種類や大きさによっては別途費用がかかることがあります。自治体によっては指定のごみ袋で出せる場合もありますが破片がとがっているため周囲を傷つけたり袋が破れたりしやすくそのまま入れるのは危険です。小さく割れているものは厚紙や新聞紙で包み中身がガラスと分かるように表示してから出す方法が安心です。大きなガラスは無理に細かく砕こうとすると飛散して危険が増すため段ボール箱に入れて運ぶかガラス施工業者へ処分を依頼する方法も考えられます。処分を依頼する場合は回収費用や搬出条件を事前に確認しておくと手配しやすくなります。玄関ドアや勝手口のガラスのように防犯上の影響が大きい場所であれば処分だけでなく応急養生や交換の相談を同時に進めると安心です。
なおガラスは種類によってリサイクルの扱いが異なることがあるため自治体によっては資源回収の方法が別に設けられている場合もあります。処分前に自治体のホームページやごみ処理センターへ問い合わせると現在のルールを確認できます。網入りガラスや複層ガラスやフィルム付きガラスは普通の透明ガラスと同じ扱いにならないこともあるため自己判断だけで進めないほうが安全です。割れたまま保管する時間が長いと家族が触れる危険が残るため一時保管する時は人が触れにくい場所へ置き中身が分かるようにしておくことが大切です。